August 14, 2010
THE TOKYO ART BOOK FAIR: ZINE百花騒乱!電子初期の時代にゼロックスなリトルプレスが流行る訳
ZINE'S MATE presents
THE TOKYO ART BOOK FAIR
2010.0730-0801
Utrecht(ユトレヒト:代表 江口宏志)が、イギリス・ロンドンを中心に活動するPAPERBACK(代表 Oliver Watsonオリバー・ワトソン)と共に、「ZINE'S MATE(ジンズメイト)」として、セルフパブリッシング(自費出版)による出版物を中心としたブックフェアを開催。既にZINE(アートブックの新しい形。小部数発行の本)のブームは昨年から盛り上がっているが、今年は練成中学校の後に出来た[3331 Arts Chiyoda]と裏原にある[VACANT]の2会場で開催された。期間中、合わせて約6000名が来場してらしい。私は[3331]のみ行ってきた。
それにしても、実に多彩なZINEでアートから写真、絵本、詩まで揃っている。大手版元のようなマス・メディアにとって、こうした損益分岐点の低いクリエイティブは無視できない存在となるだろう。そうしたインディーズの中にあって講談社が発行する雑誌「Huge」が頑張っていたのは、何とも鋭い動きである。
さて、今回の目当ては、その「Huge」から出る小町渉さんのzineである。先日、小町さんがヨーロッパに滞在中 アイスランドで起きた火山噴火の影響でオーストリアで足止めにあったらしく、その間にコピーショップで制作したとのこと。どのzineも色味の違う凝りよう。3種類Get ! (左下)
「Huge」のブースはクオリティが高かった、zineをアートに高めたスイス ニーヴスとのコラボなど揃えていた。本誌の方とも連動。その中に小町さんの記事があり、2008年の作品が紹介されていた。(右下)
"I WAS A TEENAGE SATURDAY NIGHT BAT MAN" (2008, Acrylic gesso on canvas 1303 x 2910 mm)
追記
T.H.C.[Tokyo Hip Star]から[10 CREATORS "ON THE ROAD"]というシリーズで小町さんのTシャツも販売されている。こちらもお早めに!