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June 13, 2010

「カリコリせんとや生まれけむ」(著:会田 誠):アーティストの日常がカリコリしているから作品が生まれる。

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著者:会田 誠
販売元:幻冬舎
発売日:2010-02-25










アーティストの日常といってしまえばそれだけの話だが、アーティストはなかなか口の達者な人は少ない。実際の会田誠氏の話は聞いたことが無いが、こうしてエッセイで読むと、心のつぶやきがわかって面白い。

アートに関わる人間がアートの世界で生きているのは当然として、やはり社会とのかかわりにおいてアートがつくられているということなのだろう。アートは社会と隔絶されたところで発生しているわけではない。妻とのやりとり、子どもへの教育問題。教え子となる学生との関係など様々な俗人的なことを踏まえた上でアーティストの表現がでてくる。会田さんの作品は、そうした日常の私小説ではないが、社会への問題意識が作品作りに反映されていても不思議はない。そういう一見、関連性はないのだが、アーティストのインサイトにたって作品理解ができるかもしれない(あるいはできないかもしれない)というメタ情報を本書は提供してくれている(ような気がする)。

tabloid_007 at 17:32│Comments(0) Book 

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