May 09, 2010
映画『ウディ・アレンの夢と犯罪』:"Ain't life grand."「人生ってすばらしい」
映画『ウディ・アレンの夢と犯罪』
監督:脚本:ウディ・アレン
出演:ユアン・マクレガー、コリン・ファレル
ロンドン三部作の三作目といわれている。
ウディ・アレンは、2004年の「メリンダとメリンダ 」以降ロンドンに拠点を移し、「マッチポイント」(2005)、「タロットカード殺人事件」(2006)、そして今作「Cassandra's Dream」(2007)を撮影した。
続いてスペインで「それでも恋するバルセロナ」(2008)を撮ったのち、NYに戻り。昨年6月に「Whatever Works」が公開される。
...ということで、今頃になって本作が公開された意味がわかった。ウディ・アレンのペイソスや笑いを期待したが、物凄く地味な作品だった。単にファンというだけでは支えきれないものがあった。
主人公は労働者階級の兄弟、イアン(ユアン・マクレガー)とハリー(コリン・ファレル)。イアンは美女と人生をやり直すため、ハリーはポーカーの負けを返済するためにお金持ちの伯父さんにそれぞれ1000万円超の無心をする。しかし、返答は見返りとしての「殺人依頼」だった。悩んだ末に二人は決意して殺人を実行する。
タイトルにあるカサンドラはギリシャ神話に出てくる「悲劇の予言者」。彼女の予言は正確なのだが「誰も信じない」という呪いがかけられている。
tabloid_007 at 15:15│Comments(0)│
│Movie