April 11, 2010
扉をたたく人:まずノックすること。そこから始まる人生もある。

出演:リチャード・ジェンキンス
販売元:東宝
発売日:2009-11-20
数ヶ月前、TSUTAYAに何か新作を借りようと思って行ったら、すべてレント中でなかった。仕方がないので、マイナーな映画のコーナーをチェックしていたら、この作品を見つけた。まず主人公が冴えない。どこかの映画の脇役でみた記憶があるが、名前を知らない。その役者が主演をはっている。実は、そういう映画は好きだ。ところが、マイナーなはずのコーナーでもこの映画だけは1本も在庫がない。3週間待ち続けた。しかし、戻っていることはなかった。
そんな映画を深夜のWOWOWで偶然見つけることができたのだ。若者は、自分の人生で何がやりたいが定まらず悩む。しかし、それは社会的な地位や年齢と関係なく存在するものなのかもしれない。
大学の教授をしながら何か物足りない暮らしをしている初老の男性。奥さんには死に別れた。ピアノを習ってみるが続かない。出張で偶然出会った不法就労の若者にジャンベという太鼓を習う。太鼓とのかかわりが新しい人との関わりとなり、人生が少しずつ変化していく。そういう小さな変化が大事だということが実感できる作品。実は、後で調べてみたら、 全米で公開わずか4館から270館まで拡大し、公開から6週目には全米興行収入トップ10入りした作品だったのだ。主演のリチャード・ジェンキンスも2009年アカデミー賞主演男優賞ノミネートされた納得の作品。
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