February 06, 2010
辺境が持つパワーが主流への源

(発行:大沢家政婦協会)
「大奥」「西洋骨董洋菓子店」の著者であるよしながふみさんは、知ってる人は知ってるが、BL同人誌からキャリアをスタートさせた。改めてその初期の作品、1992-94年にかけて描かれた短編を読んでみた。画力や構成など既に高度な技術がある。それ以上に、作品に対する愛着、語りたい物語を語る力が感じられた。
やはり、才能は常に辺境から湧きあがってくる。PTAに目の敵にされたり、行政から指導がはいったり、キャリアからフィルタリングがかかったりと、江戸川乱歩の時代から禁忌の領域から面白いものがでてくるものなのである。
tabloid_007 at 23:04│Comments(0)│
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