December 20, 2009
朝起きたら空を撮るアラーキー
荒木 経惟「遺作 空2」
Nobuyoshi Araki「2THESKY, my Ender」
2009.12.19-2010.01.09
タカ・イシイ ギャラリー
江東区清澄1-3-2-5F
03-5646-6050
本展は、新潮社より発行される同名の作品集刊行を記念した展示。昨日から開催しているので行ってきた。
アラーキーこと荒木経惟は数年前に癌を告知をされ、手術からの生還を果たした。自宅のバルコニーから写した空の写真をカンヴァスに、ペインティングやコラージュなど多彩な手法を駆使した作品群。本来作品は作者の属性物ではないと思うが、アラーキーの場合は、作者が作品を上回る。それほどのパワー、それほどのエネルギーがある。
「なんで『空2』かって。「に」や「ニ」じゃダメなんだ。「2」じゃないと。昔から言ってるけど、写真というのは現実や人生の模倣、現実の贋作であって、創作じゃないんだよ。だから2番目のコトなんだよね。全部、0(霊)感でやってるんだけどさ。空に何かを描いて「もうひとつの私の空」を創るっていう気分もあった … 死のことを思うと生のことも思うようになるね。どっちかが重くなると、もう片方も重くなる。死の予感が来ると生の欲望が出てくるんだよ、生欲が。この本は俺の「遺作」だけど、もしかしたら、ここで終わりじゃなくて、ここから生が始まるのかもしれない。虹の橋を渡る俺 あ、落ちた コロコロコロ”」(2009年10月 荒木経惟)
荒木は2009年の1月2日から白黒写真のキャンバスに向かい、「書」「ペイント」「コラージュ」などの手法を用いて、1日の“コト”また“死を想った時”の気持ちを日記の様に描いている。本作品集のために膨大な数の作品を手掛けた荒木は、個展のためにさらに制作を重ね、写真集には収められていない新作約150点を完成させた。





