December 03, 2009
生きること=アートなり フランス万歳!
No Man’s Land :
創造と破壊@フランス大使館–––最初で最後の一般公開
2009.11.15
旧フランス大使館
旧フランス大使館でレセプションがあったので行ってきた。
今回、解体されるフランス大使館を設計したジョゼフ・ベルモン(1928-2008)は、起工された1952年に24歳の若い建築家であった。パリのフランス国立高等美術学校を卒業したばかりの意欲的なジョゼフは、同時に高級官吏だったのだ。彼の建築は、新古典主義から脱皮し、トリアノン様式の非常にモダンな大使館の先駆けとなった。ジョゼフは後に大統領府付きの建築家になるのである。
その大使館が老朽化のため解体されることとなり、引越しの終わった事務室、 廊下、資料室、階段、地下室、中庭など、屋内外のあらゆる空間でアート展が企画された。フランス、日本の70人以上のアーティストが参加し、ヴィジュアル・アート、ファッション、デザイン、 建築、パフォーマンスなど、あらゆるジャンルの創作を手掛けた。いかにもフランス人らしい趣向!
入口は、ニコラ・ビュフ Nicolas Buffe (1978)が制作した段ボールにチョークやマジックでロボットの門が待ち構えている。(左)
中にはいると、スピーディー・グラフィトー Speedy Graphito(1961)がブランドのネオンサインをグラフィティの早描きでライブペイントしていた。(下中)
三宅信太郎 Shintaro Miyake (1970)は、フランス国旗の被りモノでマジックで壁にキャラクターを描き続ける。
ヒロミックス HIROMIX (1976)は、綿が敷き詰めてある部屋にロマンティックな写真が飾ってあった。
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. ル・コルビュジエの世界観 [ ル・コルビュジエの世界観 ] May 13, 2010 20:10
ル・コルビュジエの世界観