September 27, 2009
よそ者でも平気な日本
グリンゴ 1 (ビッグコミックス)
著者:手塚 治虫
販売元:小学館
発売日:1988-12
先日、手塚治虫展の件を記事にしたが、遺作となった3作品のうち本作を読んでいなかったことに気が付き、早速取り寄せた。3巻の途中でおわっている。
江戸商事のバリバリ商社マン日本(ひもと)が未開の国で、日本人らしい商魂でゲリラや海千山千の連中と渡り歩く話だ。会社への忠誠と戦後世代の馬力で生きていく。特に絶望するが、すぐに立ち直り、行動を起こす。出世コースから左遷してもなお突き進む。現代のピカレスク物語である。
小学館の初版ブックデザインをしている清水一雄(+ Bat Bridge Studio)の仕事はどれも素晴らしい出来だ。
tabloid_007 at 18:24│Comments(0)│
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