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September 12, 2009

投機目的の愛はない

KOYAMA小山登美夫の何もしないプロデュース術
著者:小山 登美夫
販売元:東洋経済新報社
発売日:2009-06-26

 

 

 

 

現代アートのギャラリスト小山登美夫さんの本の出版が続いている。あまり一般になじみのないアートの世界を詳しく解説してくれるのでライトユーザーには興味津々の内容と思う。

今回興味深かった個所を抜粋・要約すると...

アーティストとの付き合いは10年のスパンで考える。その根拠としてゴッホの絵は生前1枚しか売れなかった。宮沢賢治の「注文の多い料理店」は自費出版のリトルプレス(少部数印刷)だった。

一般主婦やビジネスマンからアートは「敷居が高い」と思われている。だからギャラリーの次にグッズ屋「TKGエディションズ」を開設した。1点ものユニーク作品のギャラリー以外に、Tシャツ、ポスターから版画エディション、小作品を販売している。

愛はリスクを超える。1998年に表参道スパイラルホールで若手作品を展示販売した時に、村上隆の「マイ・ロンサム・カウボーイ」(ED 5)を500万円で買ったベルギーコレクター。その10年後に同じものが16億円でオークション落札された。

以上、プロデュース術についてが趣旨の本書だが、ワタシも本業なので人それぞれだから寸評は控えたい。



tabloid_007 at 23:38│Comments(0) Book 

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