September 06, 2009
怪獣の油絵と怪獣の塗装
2009年8月22日-9月8日
TOKYO CULTUART by BEAMS
渋谷区神宮前 3-24-7 BEAMS原宿店3F
2008年末にはじまったBEAMS ARTSの一環で原宿ショップの上にギャラリーがある。今回は、怪獣ソフビメーカー復刻分野のパイオニアである西村祐次さん(1955年生)のヘドラを中心とした怪獣ソフビ展に行ってきた。西村さんは、造形・製造・着色に至るまですべてを自社<M1号>で行っている。
さて、巨大カネゴンが10万円ちょっとと格安な展示販売の魅力もさることながら、西村さんの個人コレクションである梶田達二さん(かじた たつじ 1936年5月24日-)が描いたウルトラ怪獣の原画が数点展示されていた。尋ねてみたが、非売品である。
梶田達二は、中学生時代に月刊「少年」(光文社)に掲載されていた小松崎茂の絵を見てショックを受け挿絵画家への道を志すようになった。小松崎茂は梶田が生涯にわたり師と仰ぐ存在であった。
昭和36年9月号、月刊「冒険王」の「超音速から脱出せよ!」巻頭口絵でデビュー、それをきっかけに小学館少年誌のイラスト、プラモデルの箱絵(ボックスアート)、森永製菓のエアーラインキャラメル、カバヤ食品のビッグワンガムなどお菓子のパッケージ、ブルマァク造形など幅広い分野活躍した。航空機、SL、SF、ウルトラマンに代表される怪獣を写実的な油絵でタッチで表現する。
右下の「パトカーに追いかけられるケムール人」は最高の出来栄えだ!
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│Toy