消しても消しても消えない肌に刻まれた刻印は、何を語る。

August 14, 2009

キシンのビジンのゲキシャ

bijin 篠山紀信 写真展「KISHIN:BIJIN」(キシン:ビジン)
BIJIN of THE YEAR 2009』

2009年8月7-16日
スペースオー表参道ヒルズ本館地下3階
開催時間 11-21時(日曜は20時)

 

 「今一番輝いていると思う女性」をテーマにした篠山紀信さんの撮り下ろし新作展が開催されている。初日に行ってきた。

黒木メイサ(女優)、中村七之助(歌舞伎俳優)、安蘭けい(元・宝塚星組トップスター)、川上未映子(芥川賞作家)、原紗央莉(AV女優)、西尾由佳理(NTVキャスター)の6人を各被写体につき6枚以上の写真作品計43点を展示。中には、縦1,450ミリ×横900ミリの大きな作品もあった。

篠山氏曰く、「『ビジン』といっても、歌舞伎の女形である中村さんや宝塚で男役だった安蘭さん、黒木さんは舞台で女信長を演じたことがあり性の行き来という面白さがある」。西尾さんは、エレガンスにドレスアップし、「朝の顔とは違った、普段見られない表情」を撮影。川上さんは「時代に閉塞(へいそく)感を感じていいて『ワァ』と逃げたい彼女、それを追う僕」というテーマで撮影した。原さんについては「マネキンのような完璧な体」。

篠山氏の作品は、決して時代を超絶したものではないと思う。むしろ、逆にその時代のムードや流行りを捉えるように意識している。グラビア雑誌の「激写」で一時代つくったフォトグラファーの雑誌衰退後の在り方を示しているのかもしれない。

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tabloid_007 at 09:17│Comments(0) Photo 

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