July 31, 2009
ゴシップ脳、自覚のすすめ
Commemorative Life: Michael 1958-2009
販売元:Time Inc Home Entertaiment
発売日:2009-08
マイケル・ジャクソンが亡くなってから、一人追悼をしている。まず、CNNの葬儀中継を3時間深夜に観た。それから、MTVやNHKの特番などハードディスクの「キーワード検索」機能を使って片っ端から観ている。もちろん、CD、DVDの類もi-PHONE、車内などで流している。いまさら、私がマイケルの偉大さについて言及しようと思わない。
ただ、どうしてマイケルの偉業を死をもってしか見返さなかったのか自分に対して腹立たしい気持ちでいっぱいなのだ。世界中の雑誌がマイケルを表紙にしたり、特集を組んだりしている。その中でもTIME MAGAZINEの表紙がとりわけ素晴らしい。TIMEは、1994年にアンディ・ウォーホルによる"Superstar"で表紙を飾った。
これだけの影響力、これだけの名曲の数々をヒットさせたマイケルの人生の影ばかり追う報道、ショッキングな映像を繰り返し流す放送局...。どうかしていると思う。自分の肉親がそんなことされたらどう思うか。有名人ならいいのか。
マイケルは医師の診断もある白斑病であり、そのため全体にメイクを施していた。また、2003年からはじまる幼児虐待疑惑10件の訴訟はすべて無罪。この事実をもってしても、まだ何かいいたいのか。...とても悲しい。我々は、子どもをゲーム脳と罵る前に、自分たちがゴシップ脳に侵されていることを自覚すべきである。
tabloid_007 at 19:03│Comments(0)│
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