コミニティサイトが雑誌になる時代「私」が美しかった日々の旅

July 26, 2009

死と生の境界線にいきるチカーノ

nagoshiCHICANO チカーノ
著者:名越 啓介
販売元:東京キララ社
発売日:2008-07-18

 

 

 

 

DUNE No.33」(販売元:アートデイズ)の編集でお馴染みの林文浩さんが開廊した白金"LAST GALLERY"で秋に展示が予定されているフォトグラファー 名越啓介さんの写真集。チカーノとは、メキシコ系アメリカ人のギャングのことである。この何とも閉鎖的で恐ろしい集団を撮影できたのは、「KEI―チカーノになった日本人 (GUFT 0)」の著者であるKEI氏の口利きがあったからだという。

KEI氏は、八王子で暴走族、大人になってヤクザになり、ハワイで逮捕され、カリフォルニアで10年服役している刑務所内でチカーノと仲良くなる。名越さんの作品は、チカーノは生まれながらにギャングになるしかなかった民族への郷愁と家族愛もたっぷり描かれている。閉鎖的ゆえに濃い人間関係を提示している写真集である。



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