ドイツのアートを教えてくれるハリウッドスターまったく日本で観られない名作

July 19, 2009

ビーズ、樹脂、液体で覆われた生き物

nawa-s 名和晃平『 L_B_S展 』

メゾンエルメス〈8階フォーラム〉
6/19 - 9/23
open 11:00 / close 19:00
会期中無休

 

 

 

名和晃平は、2000年に初めて作品を発表して以来、完成された造形美で注目されている若手アーティストである。2005年にはメゾンエルメスのウィンドウ ディスプレイをデザインしたことが今回の展示の縁になっている。

いくつかのモチーフがある。BEADS(数珠)、PRISM(反射)、LIQUID(液体)、SCUM(屑)、GLUE(にかわ)などがある。

今回は、BEADSの代表作、鹿の剥製にガラス球を覆った作品。SCUMは、ネットで落札した人形や玩具など容赦なく、樹脂が吹きつけられ外観だけの作品に仕上がっている。そして、LIQUIDも白濁した液体の容器の底から綺麗に並べられた気泡が一定の間隔で湧き出てくる。

ずっといつまでも見ていたくなるような美しさである。

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◇ 名和晃平
1975年 大阪生まれ
2003年 英国王立美術院に交換留学
2003年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻終了
2003年「キリンアートアワード2003」で奨励賞受賞
2003年「京都府美術工芸新鋭選抜展」で最優秀賞受賞
2008年「六本木クロッシング2007」で審査員特別賞受賞



tabloid_007 at 18:31│Comments(1) Art 

この記事へのコメント

1. Posted by 松沢良則   April 07, 2011 17:59
5 鹿の剥製にガラス球を覆った作品がすばらしいと思います。
私しも、このような作品を作りたいのですがガラス球を覆う
など技術的に難しいのでしょうか。樹脂、液体の使用方法
など詳しい本などあるのでしょうか。

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