June 06, 2009
ナマぬル派 巨匠 白根ゆたんぽ作品
ナマぬル―パノラマエディション
著者:白根 ゆたんぽ
販売元:PARCO出版
発売日:1997-04
先日、スージー甘金さんの「塗りコミック派展」に行った時、白根ゆたんぽ氏の作品が気になった。パルコ全盛時代の香りがプンプンしたその造形はどこかで見た覚えのあるテイストだたのである。そこからワタシの捜索がはじまった...。
白根 ゆたんぽ氏は広告や雑誌などで活躍する日本のイラストレーター。アクリル絵具を厚塗したタッチで知られる。本書は、1992-96年までパルコのフリペ「ゴメス」に投稿された「ナマぬル」作品を書籍化したものである。
さて、「ナマぬル」とは?写真素材の上に落書きしたり、切り刻んだりして楽しむ、いわずパロディ作品をさす。よく昔 歴史の教科書がそういう状態だった...
本書の体裁は、いかにも「90年代=パルコ=白根ゆたんぽ」という切り口で、みうらじゅん的な感じだが、白根氏自身の作品をよ〜く観るとアートとしての楽しさや興奮が伝わってくる。いつもお仕事ご一緒したいものである。
すべてサイズはスナップ写真の大きさ」(126 x 88)。左から「むかつく救出」「夜の補給」「ろくろっクマ」「平安京インベーダー」
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│Art