April 29, 2009
14歳からはじまる世界がある
14歳 (小学館文庫)
著者:楳図 かずお
販売元:小学館
発売日:2001-07
ワタシの一番好きなコミック作品は、間違いなく、楳図かずお先生の『14歳』である。生涯ベスト!な作品だ。
「14歳で...終わる〜」という占い師の予告どおり、子どもが14歳になると死んでしまう世の中を子ども達が懸命に生き抜く。考えてみたら、「漂流教室 」も「わたしは真悟 」も子ども達が必死に何かを思いつめ、行動を起こし、子どもの感性で社会に解決の方法を提示する話だった。
「14歳」、それは子どもと大人の端境期。劇中 アメリカ大統領の子どもアメリカ君が光合成をする髪の毛をもって生まれ、新しい人類の創生の象徴となる。このキャラクターが、BEAMSのMANGART代官山店でTシャツとなって発売された。Tシャツに特殊塗料が塗ってあり、太陽を浴びると髪の毛が緑色になる。こういう発想がエコ時代よりはるか20年近く前に発表されていたことに驚きを禁じえない。
tabloid_007 at 12:19│Comments(0)│
│Comic