April 12, 2009
うーん、微妙に醜い!inochi 君
昨日、元麻布のKaikai Kiki Galleryに行ってきた。
2004年にLA " BLUM&POE(ブラム&ポーギャラリー)" で初公開され、ヨーロッパツアーを展開した村上隆の立体作品 " Inochi 君" 。その販売を記念として「Inochi展」が開催された。オリジナルの彫刻作品や映像作品、ポスター、フィギュアなどが販売されていた。
それにしても、この1キャラのために凄いメンバーを揃えたものだ。原型を「イノセンス」などでキャラクターデザインをした鬼頭栄作、1/1造形をラッキーワイドの飯島浩樹、プロモ映像はソフトバンクモバイルの「白い犬」を企画した佐々木宏氏率いるクリエイティブエージェンシー「シンガタ」が担当。ポスターと写真作品を、写真家である瀧本幹也と戸崎美和が撮影した。制作者は70名以上に及ぶ。
また、フィギュアの製造はメディコム・トイが行い。すべてエディション付きで、各バージョンとも120個までは15万円という価格である。
村上氏は、スピルバークの「A.I. 」ではなく、スタンリー・キューブリックが生前企画したロボットをイメージしたのだという。それは、最初は醜いのにストーリーが展開するうちに愛らしくなる、というものらしい。確かに、inochi 君は微妙に醜い容姿だが、プロモ映像を見ているうちに多少親近感がわいてくる。この「多少」という微妙なセンが制作者の意図らしい。
tabloid_007 at 17:32│Comments(0)│
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