March 20, 2009
人との友愛的な関係を築いた猫族の現在
サキ短編集 (新潮文庫)
著者:サキ
販売元:新潮社
発売日:1958-02
ある作家の新作について考えていたとき、突如 サキの短編を思い出した。サキの短編に熱中していたのは、恐らく中学生の頃だろう。SFに凝って、そこからポーやサキまで辿りついたとしても不思議はない。
サキはブラックユーモアを得意とした短編の名手といわれたが、135作品のうち半分程度しか翻訳されていない。その短編がどんな内容だったか思い出すために屋根裏の書庫で本を探した。あった!「猫にささげる賛歌」という小品。どうして猫だけが長い人類の歴史の中で鎖にもつながれず、対等いやそ以上の立ち居振る舞いを許されたのか、という内容てある。
確かに、猫は自分の外出、帰宅も他人の命令を一切許さない。その外交技術の巧みさ、一方で社交的なあたりの柔らかさ...その存在感さえ敏捷な飛翔により消え去ることができる。
tabloid_007 at 21:31│Comments(0)│
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