つらい体験のカタルシス飛び出すだけでなく、絞め殺す本

March 18, 2009

内田勝と梶原一騎を結ぶ点と線

MAGAZINESUNDAY

日本郵便『週刊少年漫画50周年』

 

 

 

 

 

 

週刊少年マガジン、サンデーが昨日3月17日で創刊50周年を迎え、記念して切手シートが発売された。サンデーのラインナップをみると、「おそ松くん」著:赤塚不二夫、「まことちゃん」著:楳図かずお、「プロゴルファー猿」著:藤子不二雄(A) など少年向らしいラインナップが堂々とならぶ。一方で、マガジンはといえば、「タイガーマスク」「巨人の星」「空手バカ一代」「あしたのジョー」「愛と誠」など10作品のうち半分を梶原一騎 原作の劇画が占める。もちろん、「天才バカボン」著:赤塚 不二夫、「ゲゲゲの鬼太郎」著:水木しげる、などもある。考えてみたらすべて内田勝さんが編集長をやっていた時代の作品である。

思えば、昨年の今頃 内田さんと2009年の3月17日に向けた企画を精力的に話し合っていたことを思い出す。ああ、内田さん!今日という日を一緒に分かち合えなくて残念です! 内田さんが生きていたらきっと、ここ数年のコミックの在り方に関して一家言、茶目っ気たっぷりに語ってくれたはずである。

そして、この記念切手が発売されてもなお梶原一騎氏の偉業が正当に評価されず、全集も発売されていないことを一緒に憂いてくれたと思う...

合掌



tabloid_007 at 23:13│Comments(0) Character 

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