March 04, 2009
編集者は社会を編集する
BRUTUS (ブルータス) 2009年 2/1号 [雑誌]
販売元:マガジンハウス
発売日:2009-01-10
知人に教えてもらいブルータスを購入。「ブルータス大学開講」ということで講師10人の特別授業の特集号てある。
その中のひとり、いとうせいこうさんの2008年10月22日に行われた近畿大学での「笑いとメディアリテラシー」講義が掲載されている。基本的には、雑誌作りの基本や、覚えておきたい偉大な編集者ビック3の紹介が主だったのだが、最後に "忘れられない、もうひとり" ということで、我が恩師 内田勝さんを取上げていた。いとうさんにとって内田さんは、講談社時代の大ボスであった。
4年前に内田さんの誘いで、いまは無くなった西麻布の「うまや」でいとうさんを紹介してもらった。実は、いとうさんにとってもこれが内田さんとの最後の晩餐だったそうだ。
その当時、内田さんが「これから携帯コンテンツビジネスをやる」という話をしたとき、いとうさんは「正直、鈍ったな」と思ったそうだが「今になって、やっぱり凄い先見の明があった」と述懐している。内田さんが雑誌だけでなく、人間関係も含めて「社会を編集する」視点をもっていた、とする見方にワタシも深く同感である。
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