10色以内で顔に魂をだしてみせる凍って解凍された日記

February 07, 2009

日常を再発見する煉獄の幸せ

masako

『トーキョーワンダーウォール(TWW)』
MASAKO 「ONE DAY」(審査員長賞) ↓下図
2009年2月4日〜26日 東京都庁

 

 

 

 

 

TWWとは、35歳以下の若手作家を対象にした東京都主催の公募展。今回は、1000点以上の公募作品から約100点の入選作品は「トーキョーワンダーウォール公募2008入選作品展」(東京都現代美術館)で展示された。

ワタシが最近大好きなMASAKOさんこと中西真子さんは、堂々の審査員長賞を受賞した。受賞作品は順次、東京都庁舎の空中歩廊壁面に展示される。

MASAKOさんの描く作品を "日常の恐れの表現" と捉えるべきではないと思う。その表情の奥底をよく見ると、"煉獄の幸せ"という生々しいまでの普通の日常が浮かび上がってくる。それがあまりにも普通の日常なので、人は驚いてしまう。日常の再発見というわけなのだ。彼女の絵を見ていると、フランスの写真家 ベルナール・フォコン (Bernard Faucon) の作品を思い出した。

017_review_photo05《ONE DAY》2008年 アクリル、ペンキ、キャンバス 130×162cm

 

 

 

◇MASAKO...1987年、埼玉県生まれ
2007年 国展 入選
2007年 シェル美術賞 入選
2008年 「トーキョーワンダーウォール公募2008」審査員長賞
2008年 個展「MASAKO MY HOME 展」 / GALERIE SHO
2009年 「ART@AGNES 2009」 / THE AGNES HOTEL



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