December 31, 2008
知らないことを知ることで癒される魂もある
1985年8月12日午後6時56分、日本航空123便、羽田 発 伊丹 行、ボーイング747SR-46が、群馬県多野郡上野村の高天原山に墜落した事故を基に横山秀夫氏が「クライマーズ・ハイ」にまとめ、それを原田真人が監督して作品。
横山氏は、当時上毛新聞の記者だった。だから本作は、直接墜落事故を扱わない。地元新聞の内部の密室劇といってもいい体裁で進んでいく。間接的であればあるほど、事件の悲惨さが浮き彫りになる構成になっている。直接事故を語らないことで、視聴者は、報道記者の視点で事故を検証するような感覚にさせられる。それゆえ、事故の原因に対する究明や報道について一緒に考えることができる。
1987年6月19日に事故調査委員会は、「同機がしりもち着陸事故を起こした後のボーイング社の修理が不適切だったことによる圧力隔壁の破損が原因」とする航空事故調査報告書を公表し終了した。事故の原因が何であれ、亡くなった人たちの命は返らないが、原因を正確に知ることが亡くなった方々を忘却の彼方へ送らないことにもつながると思う。
tabloid_007 at 17:18│Comments(0)│
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