大胆 お嬢様、青山に現わる。あれもこれも編集者の仕業

December 15, 2008

昔話は複数の人から聞くのが好し

SADAM変見自在 サダム・フセインは偉かった

 

 

 

 

 

博識な恩師から推薦があった本。著者の高山正之さんは、産経新聞の記者として、テヘラン、ロスの支局長をつとめた方で、現在はフリーのジャーナリスト。

非常に辛口な「週刊新潮」でのコラムを書籍化したのが本書。一貫して朝日新聞の攻撃をしているが、それは報道の見方を教えているようでもある。まず記事を鵜呑みにしない。特に、自分が生まれる以前の戦時中の出来事については、精緻な調査と複数の文献から、著者の政治姿勢など裏取りしつつ、論陣を張っている。

激しい論調が時にせっかくの論を台無しにするのではと思うが、それでも偏向報道に対しては、極論も必要なのだろう。あまりにも歴史を知らないことの不明を恥じた。

例えば、いま流行のマトリョーシカは、ロシア富豪のマモントバ夫人がクリエイトしたと思っているが、実は、夫人は箱根で七福神の入れ子人形をベースに作ったものらしい。また、世界のナイキも元アシックスの米国スタッフがその手法を学んで作った、とのこと。



tabloid_007 at 20:29│Comments(0) Book 

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