December 07, 2008
天狗、河童、座敷童子が日本のファンタジー
『水木しげるの遠野物語』 (ビックコミック)
「遠野物語」とは柳田國男が1910年(明治43年)に発表した説話集である。現在、それをベースに不定期に「ビッグコミック」(小学館)で 水木しげる作品が掲載されている。1話完結で、独特の世界観が開陳されている。冬休みの「劇場版 ゲゲゲ鬼太郎 日本爆裂」公開も12月20日に控えているが、水木しげる先生の漫画連載がオンタイムで読める幸せをかみしめている。
岩手県遠野町(現・遠野市)出身の佐々木喜善によって語られた地元の民話を、柳田が編纂したものである。その内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、死者などに関する怪談、さらには祀られる神様、そして行事など多岐に渡る。『遠野物語』本編は119話で、続いて発表された『遠野物語拾遺』には299話が収録されている。
民間伝承に焦点を当て奇をてらうような改変はなく、聞いたままの話を編纂したこと、それでいながら文学的な独特の文体であることが高く評されている。日本の民俗学の発展に大きく貢献した。(以上、ウィキピディアより)
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