August 28, 2008
格差社会是正のための戦争?
若者を見殺しにする国
以前、座談会でご一緒した堀井憲一郎さんに教えていただいた本をやっと読むことが出来た。著者の赤木智浩さんは、栃木県佐野市在住のフリーター31歳でライターをやっている。朝日新聞出版の月刊誌「論座 2007年 01月号」で「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」というコラムを書いて話題になった人の書籍化である。
第一章の「強大な敵としての俗流若者論」は興味深かった。テレビで少年の凶悪犯罪が増えているとか、凶悪犯の自宅から残酷なゲームをとりあげて、ゲーム脳問題をクローズアップするマスコミ報道のポピュラリズムをデータによって検証していて分かりやすかった。
たた、本題であるバブル後の失政によって団塊世代ジュニアが職業訓練の機会を失ったことや、それによって経済的な恩恵を受けられなかったことへの問題提起は、理解しにくい論調もあった。



