ANNAとSUIの間柄現代のいじわるババアは、ファミレスにいた

August 23, 2008

こっちってどっち

ふしぎ日本語ゼミナール (生活人新書)
本書は、帯が良いのにアマゾンだと帯がとられてしまう。著者である金田一秀穂さんがシャーロックホームズばりの姿で登場している。そう、これはNHK教育の「日本語なるほど塾」と「言葉探偵」が元になった書籍化だからである。

言葉は、デジタル情報ではあるが、アナログな発想のツールである、ということをいろいろな事例で分かりやすく解説してくれる。例えば、体の肋骨のあたりを指して「ここはどこ?」と尋ねても、脇腹でもないし、胸でもないし、ということで医学的にはネーミングがあっても実際は必要性がないから、そんな簡単な場所でも言葉が無い。

言葉は、大切なもの、重要なものとそうでないものを巧みにより分けて使われていたのだ。

ちなみに、日本語は「しょうがない」とか「くだらない」「つまらない」など否定のみの言葉が多い。また、公園で日本語なら「立ち入り禁止」英語なら「Keep off the grass」(芝生からでなさい)とニュアンスが変わってくる。つまり、日本語=否定。英語=肯定、という性格の違いが言葉にも反映されているようで面白い。



tabloid_007 at 13:36│Comments(0) Book 

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