July 21, 2008
情報大後悔時代のタイムマシーン
『情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究』
この研究プロジェクトの代表者である喜連川優(東京大学・生産技術研究所・教授)先生とは、以前 ワタシが経産省「情報大航海プロジェクト」の委員をやっていた時の議長をやられていた。7月5日の朝日新聞に、喜連川教授のチームである豊田正史准教授が、「ウェブタイムマシン」のような研究をしていることを知った。
これは、1999年以降 日本語のすべてのウェブを自動的に巨大サーバー(100億ページ)に保存しており、それに基づいたリンク構造を時系列で図示することができる。現在の「検索」だけでは、現在しか捉えることができず、この研究が時間を相対化させ、過去から現在の推移、変化を解析できるところに利点がある。
例えば、「生協の白石さん」のサイトは、2005年11月3日に書籍化されたが、じつは、同年の3月18日に あるサイトが、その面白いさをブログに書いたことからヒットに繋がって行った事が判明した。
そういう意味では、これは画期的なプロジェクトであり、グーグルが書籍のアーカイブ化をして話題になっているが、それよりも更に上を行く研究なのである。
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