週刊 『フクダデスガ』

『蘇民祭（そみんさい）』観光ポスター

岩手県奥州市の黒石寺で行われる伝統行事のポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、ＪＲ東日本から「男性の裸に不快感を覚える客が多い」と掲示拒否された。

祭りは裸の男衆が麻布で作られた蘇民袋の争奪戦を繰り広げる。疫病よけや五穀豊穣を願い1千年以上続く伝統の祭り。今年は2月13日夜〜14日未明を予定。

ポスターは写真３枚を組み合わせ、ひげ面で胸毛の男性がアップに、奥に下帯姿の男性たちを配している。

ＪＲ東日本盛岡支社の販促副課長は「裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したという。

デザインを快・不快で判断していくと限りなく、主観的独断になってしまうだろう。テレビのCMなどで、主婦が「この人嫌い」といいながらテレビを見るわけだが、それをいちいち排除していたのでは、「不快になる権利」を侵害された、としかいいようがないのではないか。抱かれたくないタレントなど、今後の芸能活動が憂慮されるのではないか。

まあ、幸いなことに今回の騒動で祭りの広告効果は、数億円にも及ぶらしい。http://www.geocities.jp/suzufuji61/newpage2.html