January 02, 2008
あっ!生命線が切れている
あっ!生命線が切れている―カルト・スリラー劇場
「恐怖」ではなく、「怪奇」を代表する作家である。唐沢俊一氏か再発見するまで漫画の歴史に埋没していた好美のぼるの傑作選。
好美のぼるの作風は、その滑稽さにある。滑稽さの中に漫画ならではの表現があり、それが読むものに生理的な恐怖、つまり怪奇の感覚を味合わせるのだろう。
本作は、特にタイトルが優れており、手相の生命線を切られた男が、「どうしたね、きみおめでとう!」とか一瞬にして気が狂う描写が可笑しいやら怖いやら...
一方で、好美のぼるは、原やすみなどの別名義でも漫画を描いていたが、昭和47(1972年)3月号『スパークSM』に姿英介として「食用女」という読み切りを描いている。
ホステスがSっ気のある専務にとりいるために裸体にパスタを絡めて食べさせていたが、次第にエスカレートし、直火で焼かれて食されてしまうという物凄い話である。
随所に、好美節が炸裂しており、「ルリちゃん、テレホンよ」というのは凄い台詞。
tabloid_007 at 19:30│Comments(0)│
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