December 31, 2007
待つことを忘れても、待たれていない
待つ」ということ (角川選書)
安部前総理が突如辞任した翌日の読売新聞に鷲田清一氏のコラムを読んだ。リーダーにとって大事なのは、すべての責任をとることではなく、時に「うっちゃり」「伏せ」「かわし」のテクニックが必要と説いていた。
猛烈に関心がわき、早速本書を通読した。ケータイの出現により、「待つ」ことの出来ない社会。それが「待たない」社会になってきたという。
「待つ」というじれったい時間の中で人は育つ。「待たせる」側にも「待つ」人への駆け引きがある。ラブレターなどというのは、届くかどうかの「待ち」が"じらし"をうみ、「待つ」ことを忘れようとさえするらしい。
■鷲田 清一(わしだきよかず、1949年9月2日 - )は、哲学者。専攻は臨床哲学・倫理学。京都府京都市出身。国立大学法人大阪大学総長。
京都教育大学附属高等学校を経て、1972年に京都大学文学部哲学科卒業。1992年、大阪大学文学部助教授を経て、1996年、教授、2004年、副学長、2007年、総長(文系出身者として初めて)。
教育出版の高等学校教科書倫理の著者であり、全128ページ中、82ページを現代社会の諸問題に割くという独自色の強い教科書を作っている
tabloid_007 at 20:49│Comments(0)│
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