何も足さなくて良いから、引かないで待つことを忘れても、待たれていない

December 31, 2007

大人が読む。ケータイ小説。

41i1OYEh5pL__SS500_大人が読む。ケータイ小説―第1回ケータイ文学賞アンソロジー

ソニー・デジタルとオンブックが主催している「ケータイ文学賞」の第一回の大賞を含むアンソロジー。

今年はケータイ小説がブームになった年である。2007年の文芸トップ10のうち5作品がケータイ小説ということだが、ほとんどが "泣ける"を主軸にした単調なストーリーだった。しかしながら、ティーンにとっては大人になるための教科書的な要素があるのかもしれない。

ワタシの幼少期は、集英社のコバルト文庫だった。数年で卒業する分野なのかもしれないが、読書体験か浅い読者には必要なのだろう。

そういう意味もこめて、"大人が読む"とした。淺里大助さんの『解氷』は突出して胸をうつ作品だった。http://kbun.mobako.jp/



tabloid_007 at 20:40│Comments(1) Book 

この記事へのコメント

1. Posted by 淺里大助   January 07, 2008 18:46
5 第一回ケータイ文学賞の大賞を「解氷」でいただいた淺里です(実体は福田さんと同い年のただの田舎の教師です)。福田さんのような方に作品を読んで頂いたうえにブログで褒めて頂いて感激しております。駄作かも知れませんが新作が賞を頂いたソニーのサイト「プチぶん」で配信されています。今後も「大人が読める」ケータイ小説を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
何も足さなくて良いから、引かないで待つことを忘れても、待たれていない