September 09, 2007
カーブの先に見える風景は不明
ゆるいカーブ
歌人・加藤千恵さんが22歳の時に書いたショートストーリーと短歌の単行本。男と女の感情はいつなんどき曲がり角がくるかわからない。突然、くる。なんの予兆もない。ただ、やってくる。そして、その前後には確かに異空間というか、ゆるいカーブが存在するらしい。その目に見えない感覚のカーブを加藤さんは見事に図にすることができる。その図が短歌であり、ショートストーリーなのだ。
カーブの先に待ち構えているものが何かは読者が考えるように出来ている。
http://d.hatena.ne.jp/chiekato/
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