November 05, 2006
矢口書店は興奮する
神保町での仕事帰りに映画・シナリオ専門の矢口書店に久しぶりに寄った。高校生の時から変わらぬ佇まい。今回は、1千万円映画で作家製の強い芸術作品を世におくりだした配給会社「日本アートシアターギルド」の雑誌を見つけた。
ルイス・ブニュエル監督・脚本「小間使の日記」
ハロルド・ピンター脚本「召使」
安部公房脚本「おとし穴」
日本アート・シアター・ギルドは、1961年から1980年代にかけて活動した日本の映画会社。ATGの略称で知られている。他の映画会社とは一線を画す非商業主義的な芸術作品を製作・配給し、日本の映画史に多大な影響を与えた。また、後期には若手監督を積極的に採用し、後の日本映画界を担う人物を育成した。
また、ATGは公開作品ごとに映画雑誌『アートシアター』を発行した。本誌は映画の完全シナリオと映画評論などから構成され、上映館のみで販売された。
ATGの活動は、主に外国映画の配給を行っていた第1期、低予算での映画製作を行った第2期、若手監督を積極的に採用した第3期に大別することができる。
当時東和映画副社長であった川喜多かしこ(川喜多長政の妻)は当時欧米に存在していた芸術映画を専門に上映する映画館(アート・シアター)をつくることを目指して「日本アート・シアター運動の会」を設立。



