恋愛に対する基本動作がすべて入ってますついに坂本頼光を紹介する時が来た!

November 06, 2005

劇作家ハロルド・ピンターが得たもの

ハロルド・ピンター全集
スウェーデン・アカデミーは10月13日、今年のノーベル文学賞を、英国の劇作家、ハロルド・ ピンター氏(75)に授与すると発表した。授賞理由の和訳が通信各社まちまちである。

ウィキニュース「日常のむだ話の下に隠された危機を明るみに出し、人間の抑圧の数々の閉じた部屋のなかに押し入っている」

CNN.com 「日常生活の喧噪の中に潜む危機の意識の在り方を秀逸にえぐり出している」

asahi.com「日常のおしゃべり に潜む危機を暴き、抑圧された空間...」リンク切れ

正解は..."who in his plays uncovers the precipice under everyday prattle and forces entry into oppression's closed rooms"...ウィキニュースが正解!大手通信社しっかりせよ。

ピンター氏は1930年ロンドン生まれ。王立演劇アカデミーに学び、1950年から作家活動を開始。1957年に『部屋』で戯曲家としてデビューした。『バースディ・パーティ』(1957年)は初演では不人気だった。『管理人』(1959年)で注目され、『帰郷』(1964年)など一連の作品で戯曲家としての地位を確立。1967年以降、より抒情詩的な作風に転じ、『風景』(1967年)、『沈黙』(1968年)などを発表。この時期の『だれもいない国』(1975年)は代表作のひとつ。1980年代から政治的なテーマを取り上げるようになり、Mountain Language(1988年)、The New World Order(1991年)などの作品を発表している。映画脚本も多数執筆しており、『フランス軍中尉の女』などが知られる。

その作風は不条理演劇の系譜に属すが、イギリス演劇の伝統であるウェルメイドプレイの作劇法をも継承している。少数の登場人物が淡々と会話するうちに、登場人物のおかれた危機的な状況と心理の亀裂が展開されていく。また登場人物の会話が途切れる沈黙の多用にも特徴がある。ピンター戯曲の独特な雰囲気を形容する言葉として、イギリス演劇界では「ピンタレスク」という言葉が使われる。

1973年から人権活動家としても活躍しており、イラク戦争でも反対の立場を明らかにしている。1999年の北大西洋条約機構(NATO)軍によるユーゴ(当時)空爆を厳しく非難などしている。

邦訳は1977年に新潮社から『ハロルド・ピンター全集』(全3巻)があるが絶版で入手困難。


ワタシは、中古オークションで広島の女子短大の図書館の払い下げを数ヶ月前に購入。大学生の時に傾倒し、すべての戯曲が愛読書である。 



tabloid_007 at 11:34│Comments(0) Book 

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