突然、トスカーナ...わかる深い...実に深いところに生き物がいる

September 22, 2005

とにかく登場人物がだいたい死ぬドラマ

Six Feet Under: Complete Seasons 1-3 (15pc)
Six Feet Under: Better Living Through Death
■『シックス・フィート・アンダー』とは?
"6 feet under" (地面より)6フィート(182cm)下"、つまり棺桶が埋められる場所をさす。フィッシャー家が葬儀社であることを 示しつつ、人生の真実は目に見えない場所に隠れていることを暗喩したタイトル。

第72回アカデミー賞で作品賞、監督賞など計5部門に輝いた秀作「アメリカン・ ビューティー」(99)。同賞で脚本賞に輝いたアラン・ボールが企画・製作総指揮・脚本・監督をつとめた米国HBOチャンネルのヒットドラマを2005年7月から日本ではスーパーチャンネルが独占放送。

ロサンゼルス郊外のパサディナで葬儀社「フィッシャー・アンド・サンズ」を営むフィッシャー家。クリスマス・イブの日、シアトルから帰ってくる長男ネイトを迎えに霊柩車で空港へ向かった父親ナサニエルは、その途中、交通事故に遭って帰らぬ人となる。 一見普通の家庭であるフィッシャー家だが、母親ルースは浮気に走り、次男デイヴィッドは同性愛者であることを隠して一度は女性と婚約した こともあるが、今は警官のボーイフレンドキースと付き合い、高校生の長女クレアは麻薬に溺れ、男友達との風変わりなセックスが学校で話題になるなど、それぞれが深刻な問題を抱えていた。ネイト自身、ロサンゼルス行きの飛行機で知り合った女性 ブレンダと帰宅の直前に行きずりのセックスを楽しんでいたのだが、関係が深くなる うちに、彼女の家族の意外な一面を知っていく。 平和な仮面をかぶった住宅街パサディナだが、その住人たちは、いつバランスを崩してもおかしくないもろさを抱えているのだ…。

■アラン・ボールとは?
1957年、米南部の保守的な土地で生まれたボールだが、少年時代から自身がゲイだとカム・アウトしていた。劇作家として活動した後、TVのコメディ・ドラマの脚本家になったボール。初番組は「Grace Under Fire」(日本未放送)。ブレット・バトラー演じる元アルコール依存症の女性グレースが主人公だった。続いて参加したのは、日本でも「こちらブルームーン探偵社」で知られる美人女優シビル・シェパード主演の「Cybill」。バツ2の女優シビルが、中年女優にキビしいハリウッドで奮闘するドラマだった。そして映画初脚本となったのが前出の「アメリカン・ビューティー」。映画化を決めたのはあのスティーヴン・スピルバーグで、ボールの脚本の完成度があまりに高かったのでブラッシュ・アップすることなくそのまま映画にするよう、作品のスタッフに指示した。オスカーを獲得したボールはその頃、TV「Oh Grow Up」(日本未放送)を製作していたが、シットコムからの卒業を考えだした。そこでHBO局の重役と会談し、葬儀社が舞台のドラマというアイディアを与えられた。「シックス・フィート・アンダー」第1話では本編中に架空のCMが幾つか挟まるが、ノーCMが原則のHBOを逆手に取った究極のギャグである。

■充実のスタッフ陣
第1シーズンには、ボール自身の他、映画「ミザリー」(アカデミー主演女優賞受 賞)「タイタニック」の実力派女優キャシー・ベイツが2エピソードを監督し、TV 「ザ・ソプラノズ」のアレン・クールターやジョン・パターソン(05年2月7日に 急逝)、映画「グッド・ガール」のミゲル・アルテタ、映画「ハイ・アート」のリサ ・チョロデンコ、映画「フォー・ルームス」で第3話を監督したロドリゴ・ガルシ ア、映画「ブレスレス」のジム・マクブライドほか、アメリカTV・映画界の鬼才が 参加。

http://www.hbo.com/sixfeetunder/
http://www.super-ch.com/line/six_feet_under/
http://www.tvgroove.com/sf/sfbbs/sfbbs.cgi
http://www11.ocn.ne.jp/~perikan/kyasuto/sixfeetunder.html



tabloid_007 at 19:06│Comments(0) Television 

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