June 28, 2009
ファラ・フォーセットが輝いた1977年
地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル コンプリート1stシーズン DVD-BOX
出演:ケイト・ジャクソン
販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007-03-23
Charlie's Angels / TIME Cover: November 22, 1976, Movie Print by TIME Magazine
週末は、マイケル・ジャクソンの突然の死で大騒ぎだった。しかし、ワタシにとってはファラ・フォーセット(Farrah Fawcett)が亡くなったこと(2009年6月25日、62歳)も胸が痛くなる知らせだったのだ。彼女は2006年に癌と診断され、同年10月に摘出手術を受けた。しかし翌2007年に再発。ドイツやカリフォルニア州の病院で治療を続けていたが、今年4月に肝臓への転移が見つかり緊急入院していた。
ファラ・フォーセットは、ワタシたち世代(1970年代後半に中学生だった連中)にとって、セックスシンボルだった。60年代がマリリン・モンロー、80年代がマドンナとするならば、70年代は間違いなくファラ・フォーセットだった。あのレイヤーカット(いまでいうユル巻)などもサーファーカットの元祖である。
モデルからキャリアをスタートさせ、1976年に赤い水着姿のポスターが注目を集め、これがきっかけで同年に放送が始まった「チャーリーズ・エンジェル」に起用された。美人探偵3人組の1人、ジル役は毎週親が寝静まった後、読売テレビで22時30分から放映していたと思う。(1977-82年)
映画スターと違い随分アメリカを代表するCMにも出演していた...。合掌
塗りコミック派のナマぬる派
RANGOON RADIO
著者:宇川 直宏
販売元:東京キララ社
発売日:2006-04
先日の「塗りコミック派」展から白根ゆたんぽ氏の仕事を知り、実は白根氏は「塗りコミック派」でありながら(?)、それ以前に「ナマぬる派」であることが確認された。そして、その探求はついにミャンマーまで辿りついたのだ。構想より5年、宇川直宏氏がアートディレクションした本を入手した。2006年に発売されているのに、既に絶版になっていた。本書は、弓田ヒロ氏が撮ったミャンマーの写真に白根ゆたんぽ氏がイラストをコラージュした画集である。その作品の数々は、先日のネオ・ラウフ氏顔負けの完成度である。
豪華が陳腐をよぶ理由
VOGUE NIPPON and Comme des Garcons MAGAZINE ALIVE
『VOGUE NIPPON』10周年プロジェクト第1弾として青山の骨董通りに期間限定ショップ「VOGUE NIPPON and Comme des Garcons MAGAZINE ALIVE」が5月28日からオープンしている。「COMME des GARCONS x 村上隆」ということで、1Fにはブティック、2Fはギャラリースペースとし、7月号(5月28日発売)のテーマ「マンガ×モード」でコラボレイションした村上隆がキュレーションした特別展示「村上隆の魔女っ子ア・ラ・モード展」を開催していた。
下左の「魔女っ子」限定300枚ポスター(1点1点に村上のサイン付)は既に完売。ネットでは定価の7倍程度で売買されている。
◇仕様 サイズ:A1サイズ(594 x 841mm) 4c + 全面に水性ニス / ED300 / 用紙:OKホワイト ポスト 価格:7,000円

その他、誌面で紹介されていたが、漫画家がコラボTシャツの原版をデザインしている。モンキー・パンチ氏が、ドナテッラ・ヴェルサーチを、萩尾望都氏がジョン・ガリアーノを、植村さとる氏がジゼル・ブンチェンをそれぞれ描いている。
組み合わせは豪華なのだが、企画者に今ひとつ漫画に対する造詣が足りないのか興奮する要素のまったくない企画展示だった。誌面も同様で日本の漫画風なファッション紹介コーナーに至っては陳腐の一言に尽きる出来栄えだった。これなら、以前とりあげた "commons & sense "の勝ちである。それは、ファッション側が漫画の面白さやその物語性を機軸に企画を進めているかどうかで決まる。今回のヴォーグはそれがまったくない。すべてが企画のための企画にしかみえない。魔女コンセプトなら、岸ひろみさんとクリィミーで充分だし、モンキーパンチ氏がヴェルサーチを描くモチベーションがわからない。これではコラボといえない。両者のファンが納得できる興奮が企画に盛り込まれてはじめて"面白い"なのである。編集者はそれをみつけるまで仕事にとりかかってはならない。
すべてが秩序だっていないルールの世界
出演:トミー・リー・ジョーンズ
販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2008-08-08
ジョエル・コーエン(Joel Coen)とイーサン・コーエン(Ethan Coen)兄弟の製作する映画がだいたい観ている。「だいたい」というのは、「レディキラーズ」だけは面白くなくて最後まで観ることが出来なかったからだ。しかし、本作はアカデミー賞でも話題になり、ずっと観たかったのだが、実は雰囲気からして怖くて怖気づいて観られなかったのだ。とても、劇場で観るなんてことは無理と思った。しかし、ようやく、昼間リビングで毛布に包まりながら観た。その"怖さ"は、やはり想像通りで、ちょっとした会話の間や静かな昼間の静寂、シャツの擦れた音などそのすべてが寡黙な怖さを表現していた。
物語をここで要約しないが、いかにも凡庸な話である。その凡庸さを非凡な二人が料理しているから、その自信たっぷりな味に舌が痺れたことはいうまでもない。
1984年 『ブラッド・シンプル』 - Blood Simple
1987年 『赤ちゃん泥棒』 - Raising Arizona
1990年 『ミラーズ・クロッシング』 - Miller's Crossing
1991年 『バートン・フィンク』 - Barton Fink
1994年 『未来は今』 - The Hudsucker Proxy
1996年 『ファーゴ』 - Fargo
1998年 『ビッグ・リボウスキ』 - The Big Lebowski
2000年 『オー・ブラザー!』 - O Brother, Where Art Thou?
2001年 『バーバー』 - The Man Who Wasn't There
2003年 『ディボース・ショウ』 - Intolerable Cruelty
2004年 『レディ・キラーズ』 - The Ladykillers
2007年 『ノーカントリー』 - No Country for Old Man
June 27, 2009
偶然がうみだす必然的な旅の話
ボイジャー~運命の航海者~ [VHS]
出演:サム・シェパード
販売元:松竹富士
発売日:1992-06-21
映画青年だった頃、フォルカー・シュレンドルフ監督の「ブリキの太鼓」を観て衝撃をうけた。最近、ハロルド・ピンター脚本の映画作品を蒐集するうちに「侍女の物語」を観て、今度は監督のシュレンドルフ作品も蒐集し始めたわけだ。
本作は、「アテネに死す」(著:マックス フリッシュ)を原作とした1991年の作品である。映画は一見ロードムービーのようにみえるが、そうではない。50歳のフェイバーは技術者で世界中を旅している。偶然、船旅で出会った若い女性との恋は偶然ではなかった。その語り口が凡庸ではない。運命は事前にわかるものではなく、あとからそれが運命とわかるものなのだろう。
プラピに教えてもらった韓国 陶磁器
GALLERY SEOMI & TUUS(ソミ アンド トス)
先日、ブラピがスイス アートバーセルで購入したことで話題になったドイツのアーティスト ネオ・ラウフの話の続きがある。
その2日後、6月11日 ブラッド・ピットはバーゼルアートフェアと共に開かれているデザイン・バーゼルのGALLERY SEOMI & TUUSを訪れ、Lee Hun-chung (イ・ホンジョン)の陶磁器テーブルとJang Jin(チャン・ジン)のコップなどを購入した。
作品を調べてみたが、イ・ホンジョン氏の作品はなかなか上品で興味深い。彼は1967年ソウル生まれだが、大学は、1995年に San Francisco Art Institute を卒業し、M.F.A.(Master of Fine Arts)を取得している。韓国とアメリカを行ったり来たりしているようだ。
どうしても作品を直に観たかったので、早速 知人に連絡してもらったら、下記の返事がきた!韓国かニューヨークで会えそうである。
Thanks for having interest of my works. Unfortunately, I don't have any plan to have show in Japan yet.
I might have a show in NY in this fall but I am not sure yet. If I do, I will let you know.
You can check my web sites.
If you visit Korea please let me know. It's my pleasure to invite to my studio.
Thanks again considering of my works.
Hun-chung
内田勝さんを偲ぶ会
昨夜2009年6月26日、銀座コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(旧銀座東武ホテル)で、内田勝さんを「偲ぶ会」が開かれた。藤子不二雄(A)先生、楳図かずお先生、永井豪先生、森田拳次先生など多数の方がお越しになった。
内田さんの生前の映像や写真を見ていると亡くなって1年も経ったなんて信じられない。三五館の星山社長の挨拶にあったが、人は二度死ぬ、と。一度は肉体の死、そしてもう一つは、二百年くらいたって皆の記憶から無くなった時に、二度目の死を迎える。逆にいえば、それまで内田さんはその偉業と共に我々の記憶の中で生きているのだ。
帯替え!これでいいのだ14歳。
天才バカボン公認副読本 これでいいのだ14歳。 ~バカボンパパに学ぶ14歳からの生き方哲学100~
著者:福田淳 (漫画)
販売元:講談社
発売日:2008-10-22
深夜の六本木 青山ブックセンターに寄るのが習慣になっている。自著を発見したら...なんと!帯替えしてあった。
B/W + SUN = COLOR
Visionaire No. 56: Solar
販売元:Visionaire Pub
発売日:2009-07-31
年に2回発売されるアート雑誌「Visionaire」の最新号No. 56が7月31日に発売される。今回のテーマは、"Solar"というテーマにカルバン・クライン(Calvin Klein)がコラボしている。Richard Burbridgeをはじめとする写真家がテーマに則ったフォトを撮っているらしい。それにしても、アマゾンで2.5万円(US $ 250.00)もする。
June 21, 2009
夢のような午後の面白
玉ノ井哲哉 個展「夢を見ない午後...」
09/06/06 [ sat. ] 〜06/27 [ sat. ]
MORI YU GALLERY TOKYO
新宿区西五軒町3-7ミナト第三ビル4F
03-6906-9556
人の縁というものは不思議なものである。先日、エッセイストであり、かつ神楽坂で「ジョルジュ・サンド」というとっても美味しいお菓子屋さんも経営していらっしゃる吉村葉子さんに夕食をご馳走になった。
その時、いまやっている上野の高橋コレクションがいかに興奮する展示であるか話をしたら、その関連でかかわりのあるギャラリスト 森裕一さんを紹介していただいた。
...というわけで、森さんが東京でやっているモリユウギャラリー(2001年設立、京都を中心に若手から大御所まで取り扱う現代美術の企画ギャラリー)に週末行ってきた。あいにく、オーナーは上海で不在だったが、玉ノ井哲哉さんご本人がいた。
玉ノ井哲哉さんは、農協職員、仏像販売、クラブオーナーを経て美術デザインやアートの制作をしている。実にユニーク。作品も凄い!ビスケットでできたチェンソーで、子どもを殺すと血がチョコとなって流れ出す。
実は、仕事でお世話になっている文原聡さんともお友だちという。世間は狭いのではなく、面白人間の"引き寄せ"なのかもしれない。なにかお仕事ご一緒したいものである。
庭園の中にタイルがあって、マジックで...
『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』
2009年05月23日〜2009年07月20日
原美術館品川区北品川4-7-25
03-3445-0651
原美術館の庭に面したカフェは気持ち良い。気持ちよいムードの中、本展をみる。印象に残ったのは下記のふたり。特に、半田さんのタイルにマジックで描いてある作品は面白い。ピカピカして綺麗。
佐伯洋江#5
Hiroe Saeki
"Untitled", 2005,
Pencil on paper, 60 x 84 cm (24 x 33 inches)
(Courtesy of Taka Ishii Gallery)
「興ざめパラダイス感覚サーフィンその1、その2」 2007年
タイルに油彩、フェルトペン、2枚組木製パネルにマウント、148×148cm
(Courtesy: Kodama Gallery)
写真が連続してゆく先にあるもの
「変成態―リアルな現代の物質性」
Vol.2 揺れ動く物性 冨井大裕 x 中西信洋
gallery αM
2009年6月13日-7月18日
前述のTARO NASUと同じビルにまた知らないギャラリーがある。gallery αMは、武蔵野美術大学が運営しているが、卒業生中心のキュレーションというわけではないそうだ。今回、80周年記念「変成態−リアルな現代の物質性」展のVol.2が開催されていたのでのぞいてみた。
中西信洋さんは、これまで関西を中心に発表をしていたようだが、どの作品も多様なスタイルをもっており、完成度は高い。
◇ プロフィール
1976 福岡県生まれ
1999 東京造形大学彫刻科卒業
2001 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻
ジョージェ・オズボルトは故郷を目指さない
ジョージェ・オズボルト展 (Djordje Ozbolt)
2009年05月22日-06月20日
11:00から19:00まで
月曜・日曜・祝祭日休館
TARO NASU
東京都千代田区東神田1-2-11
電話: 03-5856-5713
FOILと同じビルにあるギャラリー「TARO NASU」ははじめていった。今回のジョージェ・オズボルトは、2年ぶり2回目の個展となるそうだ。今回は、新作の絵画14点に加えて、日本では初めての発表となるコラージュ作品5点も展示。
オズボルト作品は、ヴァールブルグの表現はパノフスキー図像の引用や宗教絵画やグラフィティ的表現、ポップカルチャーなど多岐にわたっている。
ジョルジュ・デ・キリコを尊敬する作家らしくシュールレアリスムへの傾倒もみうけられる。ユーゴスラビア崩壊を体験した故国喪失者として亡命者的なオズボルトのアイデンティティが色濃く滲んでいる。
◇ ジョージェ・オズボルト(Djordje Ozbolt)
1967年旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国に生まれ。
University of Belgrade(セルビア)にて建築専攻
NYに移り、さらにロンドンに移住
2000年にSlade School of Fine Art(ロンドン)にて学士号取得
2006年Royal Academy of Art(ロンドン)にて修士号取得




















